木造住宅における収納スペースの意外な効果

「自分の納得した家を建てるのに3回建てなおす」と聞きましたが、新築住宅ではやはり収納が不足してしまいました。

新築住宅で考える収納

木造住宅における収納スペースの意外な効果
家を建てることは、人生で一番お金のかかることです。住宅展示場を回ったり、友人知人の家を見たりして、理想の住宅を思い描きます。ここまでは非常に幸せです。そのあとメーカーさんの設計士さんと話していくうちに現実を思い知っていきます。「この間取りでは家の強度が不足。ここに収納を作るには狭い。屋根うらは高さを考えないと。」などいろいろな問題が発生していき、さらにでっこみ引っ込みを作ると費用がかかってくる。
結局は理想の家・理想の間取りからかけ離れてしまう。それでもここまで進んでくると断りきれず、妥協して新築住宅の工事が始まる。始まってしまえば、理想の家・間取りを忘れ図面どおりの家になるのか気持ちが変わってしまう。いざ家ができれば、最初は何もないので「こんなに広いのか」「こんなにスペースがあるのか」と勘違いが」始まる。二人だけならそんなに荷物も増えないので何とかなるでしょう。でも子供が一人・二人とできると、子供の服が・道具がしまえなくなってくる。
大きくなると「自分の部屋がほしい・ベッドが・机がほしい」となてくる。食料品がしまえなくなり、買い物袋のまま床におかれている台所。洗剤などがしまわれていない洗面所。服がしまえず散らかり放題の子供部屋。乾いた洗濯物を畳みっぱなしのリビング。そしてお客さんがきたらリビングのものを一時避難させる和室。収納スペースは設計段階において減らすべきではなかった。多すぎるくらいのほうがよかった。3回建てないと理想の住宅はできないのかな。